リフォームのことなら熟練大工の工務店 コマツ建築工房へ / 山梨県甲斐市
【新築】 抜群のロケーションに建つ
シンメトリーな平家住宅
北杜市 / 佐藤邸北杜市、大泉にある佐藤様邸の新築工事。
中村設計事務所の依頼でお仕事をさせていただきました。 平家でシンメトリーな間取りを持つご自宅です。寒冷地ならではの気遣いも所々に散りばめています。
まずは、井戸を掘ります
造成前の土地。
ロケーション抜群の別荘地にある400坪の広〜い土地です。
ここに新しく依頼された住宅を建築します。
まず最初に行うのは井戸掘りです。
この辺りの土地(北杜市大泉)は水道の水圧が低いため、65mほど掘って飲料水にもなる地下水を確保します。
特にトラブルもなく1週間ほどで水脈にあたりました。
左側に見えるブルーシートの下に水を汲み上げるポンプを設置しています。
ポンプで汲み上げたこの水で家全体の給水を賄います。
基礎工事がスタートです
無事に井戸掘りも完了し、これから土台となる基礎工事に取り掛かります。
まずは、字縄張りで家の形を決めていきます。
砕石を敷き詰めます。
北杜市などの寒冷地では、冬場の凍結で地面が持ち上がってしまうため、対策として通常より深めにコンクリート基礎を打つ必要があります。
ウッドデッキ用の独立基礎。
柱の一本一本にしっかりと鉄筋を入れ、強度を高めます。
基礎完成はこれで完成!
ここからいよいよ木工事に入ります。
木工事スタート!
まずは土台敷き。
床下に敷く配管などの設備工事も一緒に行います。
周りの白いボードはシロアリ対策にもなる断熱材です。
床下断熱工事。
地面からの冷気をしっかりと遮断するための断熱工事を行います。
建方工事。
家を支える柱を立てていきます。
建方工事は3日ほどかかります。
骨組みを組み終わったら屋根の垂木を留めていきます。
写真右側の屋根上部にあたる部分は屋根下部(写真左側)に比べて垂木の数が多いのがお分かりいただけますでしょうか?
これは雪の重みで軒先が下がらないよう、軒先の骨組みをより強固にするためのものです。
それにしても寒い!
雪降る極寒の中での作業が続きます。
外壁の板張り工事
屋根が仕上がった後には外壁工事がスタート。
腰板と呼ばれる板を丁寧に打ち付けていきます。
壁の上部(腰上の壁)は左官塗りの漆喰仕上げとなるため、ラス下地と呼ばれる下地材を貼っていきます。
内装工事
内装工事に着手します。
まずは内壁に断熱材を入れていきます。 寒冷地のため通常より断熱効果の高い高性能断熱材を使用しています。
天井板を張っていきます。
下地材と天井板は釘の他にも接着剤でしっかりと固定しておきます。 そうすることで天井板がより固定され、木材が暴れなくなります。
雪の多い土地です。
寒い、、、
壁の下部は天然木の腰板、上部は左官仕上げの壁となります。
【完成】内装と外装のご紹介
完成したお部屋の様子です。
天然木の天井と腰板で温かみのあるお部屋に仕上がりました。
通常は、床と壁の接地面に「巾木」と呼ばれる目隠しをします。今回は回りぶちを使用しないため、キッチリ見た目を合わせるのが難しかったですね。でもここがコマツ建築工房の腕の見せ所でもあります。
特に壁と天井の繋ぎ目を綺麗に仕上げるのに苦心しました。
こちらは洗面所の様子。
木材をふんだんに使った室内は、木の取り合わせ(木目を揃えて壁として綺麗に見せること)に頭を悩ませます。木の仕上がりをいかに美しく見せるかも大工の醍醐味です。
ウッドデッキがすっぽり入る2m突き出した屋根がインパクトある仕上がりになっています。
外溝工事も終了したご自宅の様子。
北杜市の気持ちの良い風景に溶け込んでいますね。